本日は認知症に関連した話題です。
もくじ
先日のブログで有酸素運動が将来の認知症のリスクを下げると記載しました。
私ごと、昨年は就寝前三時間を空腹にすることで体重を2キロほど落とすことができました(ブログに記載)。
今年になり週に2回以上の7000歩以上のウオーキングの目標をを毎日にしました。
体調はいいのですが、体重が1キロほど増えてしまいました。
運動をすることにより、自分自身に満足したのかもしれません。
寝る三時間前には、食べない、飲まない(水はよい)の決まりを破ってました。
私の意思の弱さ(人はだれでも)がでてしまいました。
本日からは、毎日歩く、睡眠前の食事禁止を実行したく思います。
有酸素運動は認知症の予防にいいというのは、高血圧や糖尿病や高脂血症の予防や治療に有効だけでなく、体重減量による認知機能の向上の可能性があるのです。
肥満が認知能力を低下させる。
北米神経科学会で2014年11月に発表された内容です。
いまからもう五年以上前です。
肥満は認知能力を低下させる?
60代のかたを8年間MRI画像をつかい追跡しました。
二、三年間の記憶の保持にかかわる海馬というところの大きさを肥満体のかたと標準体重のかたとで比較しました。
その結果、肥満体の被験者では、一年間で2%も海馬が小さくなったことを明らかにしました。
脳は年とともに小さくなりますが、この萎縮率は標準体重のかたにくらべ肥満体のかたでは倍以上だったようです。
肥満体のかたの海馬の萎縮率はアルツハイマー型認知症とひけをとらないと言われております。
また肥満の被験者の海馬は研究開始時から、小さかっただけでなく、標準体重以下の被験者より速く萎縮していくこともわかりました。
また、これらの研究から中年の肥満のかたは標準体重のかたよりも71%も認知症になる可能性があると推測されました。
なぜ太ると海馬が痩せる?
現在考えられてる理由です。
脂肪細胞から免疫に関する化学物質がでるようです。
どうやらこの化学物質こそが海馬を萎縮させる悪者のようです(一説です)。
肥満研究で有名な米国ハーバード大学のゴーカン・ホタミシュリジル教授によると
以下のような機序で血管が傷つくようです。
ウイルスや細菌をやっつけるための免疫機構が脂肪細胞が増えることでスイッチが入ります。
血管壁に蓄積してるコレステロールを免疫細胞が食べにいきます。
そのまま大人しくしていればいいのですが、免疫細胞はコレステロールを腹一杯食べすぎて弾けてしまいます。
血管壁は傷つき、あちらこちらに細菌やウイルスをやっつけるための毒をばらまきます。
その毒素が海馬を小さくさせてるようです。
やはり有酸素運動は大事なんですね。
健康を維持するのは簡単そうで難しいのです。
歩いて、運動して、三食をきちんととり毎日充分睡眠をとろう。
そう思います。