もくじ

🧠 スマホ認知症 セルフチェックリスト

〜あなたの「脳の疲れ」、見逃していませんか?〜

こんにちは。
いのうえ内科脳神経クリニック 院長、脳神経内科専門医の井上です。

最近、こんなことはありませんか?

  • 何をしに来たのか、よく忘れてしまう

  • 集中しようとしても、すぐスマホに手が伸びる

  • 頭がぼーっとして、やる気が出ない

  • 気がつくとスマホを何時間も使っていた

こうした症状がある方は、もしかすると「スマホ認知症」かもしれません。

スマホ認知症とは、スマートフォンの使いすぎによって前頭前野(脳の司令塔)が疲れてしまい、一時的に記憶力や集中力が低下する状態のことをいいます。
医学的には“脳疲労”とも呼ばれ、現代のライフスタイルに起因する新しい脳のトラブルです。

そこで今回は、ご自身の状態を客観的に知っていただくための
「スマホ認知症セルフチェックリスト」を作成しました。

簡単な10の質問に答えるだけで、あなたの脳の疲れ具合が見えてきます。
ぜひこの機会に、スマホとのつき合い方を見直してみませんか?

📱 スマホ認知症 セルフチェックリスト(10項目)

以下の項目に当てはまるものがいくつあるかチェックしてみましょう。

No. チェック項目
1 気づくとスマホを1時間以上使っていたことがよくある
2 人の話を聞いていても、ついスマホに目がいく
3 何を取りに来たか・言おうとしたか、すぐ忘れることが増えた
4 SNSやニュースを何度も繰り返しチェックしてしまう
5 夜ベッドでスマホを見ていたら、眠れなくなったことがある
6 朝起きてすぐスマホを手に取ってしまう
7 スマホが手元にないと不安やイライラを感じる
8 目の疲れ・肩こり・頭痛がスマホ使用後に出ることが多い
9 人の名前や予定が思い出せないことが増えた
10 ぼーっと何もしない時間がほとんどない(常に情報に触れている)

🔍 判定の目安:

  • 0〜2個: スマホとの良い距離感を保てています

  • 3〜5個: スマホによる脳疲労が少し心配なレベルです

  • 6個以上: 前頭前野が疲れきっている可能性があります。要注意!


🧠 ひとことアドバイス

スマホの使い方を少し見直すだけで、
脳の疲れはぐんと軽くなります。

  • 寝る前30分はスマホを見ない

  • スマホ断食タイムをつくる

  • 外の景色を眺めたり、深呼吸する時間を意識的にとる

脳の司令塔「前頭前野」を大切に、健やかな生活を心がけましょう。