コーヒー飲み過ぎで頭痛になったり、コーヒーを飲みすぎ(250mg/day以上)やそのような方がコーヒーを飲まないといらいらしたり、眠れなくなったりします。コーヒーの中に含まれるカフェインは薬と同様です。カフェインが有害と思われる方は多いと思います。

しかし、コーヒーは、一日3杯(カフェインで150mg/day)以内であればさまざまな健康転帰のリスクが大幅に低減されるという論文が先日発表されました。英国のRobin Poole先生達の報告で、BMJ誌という格式の高い論文の2017年11月22日号に掲載されました。コーヒーは睡眠時頭痛(睡眠時に出現して起床後4時間以内に軽快する頭痛)や片頭痛の予兆期から頭痛初期に飲むと頭痛が軽快するといわれ、私どもも起床時のコーヒー摂取は勧めていますので、この論文は非常に興味をいだきました。

コーヒーを飲む集団と全く飲まない集団に分けて調査したところ、全死因死亡、心血管死、心血管疾患などのリスクがコーヒーを飲む群で有意に低いことがわかりました。また、癌発症リスクも18%低かったと報告されています。そして神経疾患、代謝疾患、肝疾患のリスク低下との関連性も示唆されました。

ただし、高飲用量の妊婦では低飲用量や非飲用の妊婦に比べ低出生体重時、早産、流産などのリスクが高くなり、骨折リスクも高くなるといわれてます。

この論文の結果からも少量のコーヒー摂取は体にはよいということがわかります。ただし、過ぎたるは及ばざるが如しで、飲み過ぎはダメです。

*カフェインの有害性の最たるものはカフェイン中毒です。250mg/day以上の摂取では、焦燥感(いらいら)、神経過敏(音や光や臭いに過敏)、興奮、不眠、顔面紅潮、悪心、頻尿、頻脈などの症状が現れることがあります。飲み過ぎはダメです。

*頭痛とカフェイン 規則正しい生活と少量のカフェインを起床時に飲むことが睡眠時頭痛や片頭痛などの頭痛疾患には有効とされております。コーヒーは日に一杯から二杯をお勧めします。