この度の西日本豪雨により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
本日は熱中症に注意をしてほしいと思い記事を書いております。
写真は朝のウオーキングで撮影しました(広島市ってほんとうに素敵なところがたくさんあります。)。
もくじ
先日は熱中症についての基礎知識と応急処置の方法を中心にブログ記事を書きました。
あるネット上でのコメントでは熱中症をさけるには直射日光をさけるようにできるだけ外出しないようにとありました。
たしかに、と思う反面。
災害ボランティアのかた、高校野球、そのほかのスポーツ、毎日の日課のウオーキング。
これらは避けることはできないのではないでしょうか?
つぎに予防方法について書いてみました。
帽子の使用
こまめの水分補給
とくに猛暑のなかでの災害ボランティアのかたは10分間に一度の水分補給は必須かと思います。
塩分の補給
水分と同様に必要です。
ただしクーラーになかで快適に過ごしているときに塩分をとるとその状態に体が慣れてきて、汗をかく状態のときの塩分補給の効果が弱まります。
そればかか高血圧のかたは血圧上昇の原因にもなります。
汗をあきらかに普段以上にかく状態(あるいはそれが予想されるとき)での塩分補給をお願いします。
服装
汗が蒸発しやすい服装を 作業着のお店やスポーツ店、アウトドア店などが得意として販売されております。
ウエットティッシュ
アルコール入りのものがよいです(アルコール過敏症のかたは使えません)。
アルコールの蒸発ともに発汗と同様に上昇した体温を調節します。
実際どの程度体温を下げるかのエビデンスはありませんが、気分的に涼しくなることも冷静な判断ができるという点で大切だと思います。
(これらは予防のためのものです。熱中症になったときの体温を下げるのには全く効果ありません。)
睡眠
熱中症と睡眠は関係なさそうですよね。
でもおおありなんです。睡眠不足のかたが熱中症にかかりやすいのです。
熱中症はたんに暑いからおこるのではありません。
視床下部というとことが体温を調節しようと常に働いているのです。
その視床下部の調整がおかしくなることで熱中症を生じます。
視床下部の調整に最も大切なもののうちの一つが睡眠です。
体力
普段から体力を鍛えておく必要があります。
加齢現象は体力の低下とも関連します。
普段から直射日光にあたらないかたが急にボランティア活動をしようというのは少し無理です。
ご自分の体力にあわせて運動なども選択する必要があります。
断る勇気
「それは無理」と感じた時や「もうダメだ」と体に異変を感じた時には声を上げましょう。
また、仲間の様子がおかしい時などにも、声を上げましょう。
クラブ活動やボランティア活動でみんなが一生懸命しているなかでは、とても勇気がいることです。
まとめ
熱中症は100%予防できる疾患です。
服装・水分補給・塩分補給にくわえ、睡眠と体力そして断る勇気についても注意喚起させていただきました。
猛暑をみなさま、熱中症に罹患することなく乗り越えられてください。