片頭痛には予防薬がありますが、本当に効果はでてますか?

10代の男の子の場合

昔のお話です。

某クリニックから予防薬が出されており、四種類以上も飲んでました。

別のある医院の先生が、飲み過ぎでは?といわれお母さんが心配になり、当院を受診。

◯◯、△△、××、、、、

確かに、多い。

一日中眠気と戦っているようでした。

まずは◯◯と△△を中止。

すると、三日後に頭痛が出現。

お母さんは慌てて当院を受診。

◯◯と△△を中止したから頭痛がきたと。

そうではありません。

予防薬には、通常は速効性はないのです。

少なくとも二ヶ月は飲まないといけません。

逆に予防薬をやめても、一ヶ月以上たたないと中断の是非はわかりません。

なるほど、だからこの子はこんなにたくさんお薬を飲んでるんだ。

つまり、一剤目、飲んで数日頭痛なし。

効果ありと、判定したお母さん。

でもまた、頭痛が多くなる。

二剤目投与。

また、飲んで数日頭痛なし。

効果ありと、判定したお母さん。

でもまた、頭痛が多くなる。

三剤目投与。

また、飲んで数日頭痛なし。

効果ありと、判定したお母さん。

薬が多くなるので、一剤目を中止しましょう。

で、また頭痛が多くなる。

一剤目カムバック!

四剤目投与。。

こんな感じで薬が増えていったんだと思います。

最近問題となるポリファーマシーも同じことかと。

医師は、このようにならないように最初が肝心です。

少し我慢していただく、説明も大切。

二ヶ月は治療方針をかえません。など。

で二カ月以上、予防薬を飲んでいるかたはそれが有効か、チェックする必要があります。

片頭痛の予防治療の満足度チェック

予防治療を三ヶ月続けた時点でこのチェックを行ってみてください

予防薬名を記載してください。(          )

  1. この治療により、片頭痛の発作回数が半分以下になりましたか?
  2. 頭痛の持続時間は半分以下になりましたか?
  3. 頭痛の程度は半分以下になりましたか?
  4. 屯服の痛み止めの使用量は、半分以下になりましたか?

これらの質面のうちひとつでも、はいがあればその予防薬は有効だといえます。

ひとつもはいがない場合は、予防薬治療を変えるなど治療方針をかえることを考えてください。

ポリファーマシー

多剤併用の患者で、薬剤による有害事象が起こっている状態のことです。

御高齢の方や、パーキンソン病などでは10種類以上もお薬をだすことがありめす。

有害事象が起こってなければ、ただ数が多いのはポリファーマシーとはいいません。