ハンガー反射のイラスト 当院のスタッフに描いていただきました。

以下の記事もご参考に!

1 脳の誤作動に注意 有名なハンガー反射

2 脳の誤作動に注意(続編1)緊張型頭痛をなおそう

3 脳の誤作動に注意(続編2)ネックレスやパソコンのモニター

4 脳の誤作動に注意(続編3)パワープレート

5 脳の誤作動に注意(続編4)東洋医学のつぼについて

6 脳の誤作動に注意(続編5)ジストニア

7 脳の誤作動に注意(続編6)ジストニア

脳の誤作動に注意 これが頭痛の治療につながる

面白い現症があります。

ハンガー反射というものです。クリーニング屋さんでいただくハンガーを頭につけるとあら不思議、

フックのない方向へ首が回旋するではありませんか(実際やってみてください)。

冗談のような試みですが実際学会などでも真面目に取り上げられております。

この現象を治療方法に結び付けて取り上げたのは川崎協同病院の神経内科医師の堀内正浩先生です。

NHKのためしてガッテンという番組で平成27年7月に放送されました。

肩こりのある方にハンガーを一日10分位着けるというリハビリ方法です。

これはフックのない方の側頭筋はハンガーによって圧迫され

側頭筋が圧迫されたという感覚が大脳皮質に伝わり基底核を介して同側の胸鎖乳突筋(首の前にある筋肉)を弛緩させるからです。

人間の体には感覚トリックといって皮膚表面を触ると筋力が低下するという不思議な状態が出現します。

肩こりで湿布を使い、磁気ネックレスや磁石を皮膚につけると軽快される方がいます。

これは実は湿布薬の薬用成分や磁石の力の有効性は不明でエビデンスには乏しいようです。

しかし、これらの物が皮膚についているという感覚が、どうやら異常に緊張した筋力を低下させているようです。

最近ではマイオチューニングアプローチ(MTA)という理学療法が日本でも行われております。

肩から背中の筋肉を触っていくだけで筋緊張を弱め痛みやしびれから解放しようという技術です。

私はその施術は感覚トリックにより大脳に刺激入力をいれることで異常な筋肉の緊張をやわらげているのではないかと思っております。

この感覚トリックは肩こりのみならず、ジストニアといった不随意運動、パーキンソン病などにもみられる現象ではないかと思います。

*当院ではリハビリテーションは指導のみです。現在のところリハビリ室などは設置しておりません。

脳の誤作動を利用した緊張型頭痛や肩こりの治療法

姿勢をよくするというのが可能ならばお願いしたいのですが、姿勢よりも無意識にはいる筋緊張を無意識に抜くことが大切です。

人によっては姿勢をよくしても筋緊張が入ることがあり、姿勢が悪くても筋緊張が抜けることがあります。

ハンガーを使用しても構いませんがハンガーはフックが顔や目に当たり事故の原因にもなりますので使用時は気を付けてください。

またハンガーだとつけたまま外出は無理ですね。

ハンガー以外ではヘアーバンドを使用するとよいでしょう。

後頚部全体が凝っているならはヘアーバンドを頭につけたときに後頭部に当たる部分になにか1-2cm位の厚みのものをヘアーバンドに挟むようにします。

以下に凝りの場所により厚みのものをつける部位を記載します。

参考にしてください。

ただこれは個人差がありますので一度装着してみてください。

一番楽だ、あるいは歩いたり首を左右に回旋させたりして一番楽だという部分を探してみてください。

 

前頚部 右側頭部
後頚部 左側頭部
前頚部 左側頭部
後頚部 右側頭部
真ん中 後頭部 後頭部
こめかみ 右側頭部(2cm)と左側頭部(1cm)
こめかみ 左側頭部(2cm)と右側頭部(1cm)
左右 こめかみ 左右側頭部