パワープレート

パワープレートはオランダのオリンピックトレーナーであるグース・ファン・デル・メールによって開発されました。

無重力状態で働く宇宙飛行士が宇宙からの帰還のあと高度な筋力低下を呈することに目をつけて重力負荷と同様の負荷をかけるためにパワープレートの上で毎秒30Hz以上の振動負荷をかけるという考えです。

例えば体重70kgの人がパワープレートの上で毎秒30Hzの振動を受けることで1.8G(重力の1.8倍)の負荷をかけることができるとのことです。

振動負荷と重力負荷が同様のものになる機序はわたしには理解できませんでした。

平成27年頭痛学会出張時にヒルトンホテル地下にあるトゥエイボアというエステサロンにパワープレートが置いてありそれを試す機会がありました。

30Hzの振動は頭の方にも伝わりそれと同時にパワープレートでのバランス維持するための筋力を要します。

たった7分間のトレーニングでしたがそのあとに全身の筋肉が柔らかくなったのを体験しました。

この感覚は約二日続きました。

子供が乗るローラータイプのすべり台に乗った後におしりに暫くジワーとした感覚が残ったり、

船に乗り下船後に陸地でしばらく人が揺れる感じを覚えたり、

波乗りなどで波の音を長時間聴いた体験がある人は夜中に寝床で波の音が聴こえたりします。

人間の大脳皮質には人間の五感を記憶する機能があります。

パワープレートでの振動は振動覚という感覚を大脳皮質で記憶すると同時に筋肉をストレッチする感覚を共に記憶するのではないかと考えます。

まさに脳の誤作動を利用しているものではないかと思っております。

肩こり治療や緊張型頭痛治療にも有効であるというパワープレートは非常に有用な頭痛治療のツールかもしれません。