東洋医学で風邪を退治!!大椎(だいつい)風門(ふうもん)
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広島で頭痛をはじめととした神経疾患を治療をしております。
片頭痛の患者さんは頭痛時には体を冷やすのが原則ですが頭痛がない時は体は温めておいた方がよいというのも原則です。
(後者は例外もあり温めるたびに頭痛になる人がいます)
呉茱萸湯
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)の漢方は体を温める漢方ですので予防に使います。
ただこれも発作時に効果ある人も多いようです。
五苓散(ごれいさん)や川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)も発作時に使用できます。
五苓散は水毒をとる川きゅう茶調散はお血をとるという違いがあります。
本日の話題は片頭痛のつもりではなく風邪のひきはじめ対策です。
体力があまりにない人は別として風邪のひきはじめに葛根湯と桔梗湯で対応すると一日もかからず風邪が治ることがあります。
針灸では大椎(だいつい)や風門(ふうもん)という背中のツボに鍼や灸をすえると風邪は治るとされてます。
このツボは風邪・肩こり・頭痛の予防に効果あるとされます。
ツボ刺激が丁度葛根湯を飲むのと同等の効果になると思います。
大椎(だいつい)
首のところの一番飛び出している隆椎の数センチ下あたり。
風門(ふうもん)
隆椎からさらに二椎体さがる第二第三胸椎の高さで肩甲骨の内側に指二本くらい横の部分。
自分では押せる場所ではないので、使い捨てカイロを背中に貼るなど工夫してもいいでしょう。
風邪の初期はよいと言われてます。