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癖を治しました!!

少し前の話ですが、歯科で歯のクリーニングに行きました。受付に入ると元気な声でスタッフさんがこんにちわ〜と。私も元気になりました。
虫歯発見されないかと不安。

受付ではスタッフは当院と同じ3名が働いています(当院では他に一名がクラークとして診察室についております)。患者さんが治療終わると大きな声でお疲れさまでしたぁと。

一生懸命働く姿は本当に美しいと思います。

虫歯は幸いなかったみたいですが歯をすり合わせることで左上の歯に負担がかかっていると指摘されました。
「そうなんです、私は以前歯の治療を受けてからずっと、歯に違和感があって左上の歯を下の奥歯で押し付ける癖がついています。」

この指摘を受けてから癖は辞めようかと思いました。

すると一週間位たったころから、10年以上ずっと、左の口回りの筋肉がいつも凝っていた状態がよくなってます。なんか毎日の爽快さがアップでした。

癖はストレス解消にはいいのですが、大脳生理学的には癖はストレス発散になると言われており、いままで歯をすりあわす癖を止めようとしませんでしたが今回止めてみて非常によかったです。

この現象を大脳生理学的に解釈してみました。

左の歯をすり合わそうとする感覚が大脳の体性感覚野を刺激して、治療によって異なった左の舌触りの違和感を消去しようとしてたのです。

その感触は大脳に置いては一次的に快楽物質がでると思われました。

しかし、その結果不必要に咬筋などの筋肉が刺激され凝りを感じて苦しんでいました。

タバコを吸うとニコチン受容体が刺激されて脳内の快楽物質が一時的にでますが、トータルでは抑うつ傾向になったり、肩こりの原因になるのを同じような現象が起こりました。

でも、負けず嫌いな私は、悔しさからなんとかこの癖を止めてみました。

まだ一週間たってませんが、今は舌触りの違和感のみ残っており口の周りの凝り感はなくなり快適になりました。

いまから、極力治療した歯を舌で触らないようにすれば二カ月もすれば気にならなくなると思ってます。
(以下、少しわかりにくいですが。。)

今回の自分の経験はジストニアという不随意運動の患者さんに対する治療とも関連があります。

後日詳細の説明をしようと思います。

感覚刺激を調整すること(感覚トリック)がこの病気の改善につながります。

私たちは、無意識のうちに体性感覚・視覚・嗅覚・味覚などから大脳皮質が常に刺激されており、基底核という運動機能を調整する部分を刺激しているのです。

それらの経路の異常がジストニアという病気であったりするのです。