緊張型頭痛や片頭痛の要因になる肩こり

緊張型頭痛片頭痛の要因になる肩こりですが、漢方薬をつかうというのもいいです。

漢方薬のほとんどが脳に作用するといわれております。

私は、肩こりの脳の誤作動からくると考えております。

したがって、筋肉の力を弱めるだけ、消炎鎮痛剤では肩凝りはなかなかなおりません。

一方、漢方薬は脳に作用しこの誤作動を修正するちからがあると思われます。

ツムラさん(製薬会社)では128種類の漢方薬がありますが、肩こりに効くといわれている漢方薬は。

13種類あるとされております。

また、それ以外の115種類の漢方も証(しょう)に合わせて使用することで、肩こりを治すと思われます。

証をみて判断するのがただしい漢方のつかいかたです。

証は簡単にいえば体質です。

で、肩こりに効く漢方薬は13種類が主にあります。

ただし証に合ってないと全然効果がなかったり、副作用がでてしまうのが漢方です。

大まかな体質的なものを記載してみます。

1 葛根湯(かっこんとう)

体力がある人向けです。

うなじから背中までの筋肉がこるような体質の方に有効です。

7 八味地黄丸(はちみじおうがん)

高齢者で、体力がなくなる、目がみえにくくなる、耳も聞こえにくくなり、下半身も弱くなる。

いわゆる老化現象にともった症状として肩こりがでる場合です。

8 大柴胡湯(だいさいことう)

体力は充実しています。

体格や筋骨がよく発達していて便秘がちな方に有効です。

23 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

体力比較的低下している人、貧血があり手足の冷えがあるかた。

25 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

体力は少しありますが、のぼせ傾向があるかた。

31 呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

比較的体力低下して、四肢の冷感あり、頭痛をくりかえすかた。

35 四逆散(しぎゃくさん)

体力は少しあります。季肋部の苦満感というのが強いかた、漢方では胸脇苦満(きょうきょうくまん)といいます。

*胸脇苦満とは

肋骨の下から脇腹(わきばら)いかけての膨隆感です。

圧迫感があって苦しい感じを訴えられます。

46 七物降下湯(しちもつこうかとう)

体力は比較的低下していても、食欲旺盛なかたで血圧が高い人です。

47 釣藤散(ちょうとうさん)

体力は少しあります。中年以降で、緊張型頭痛をもっていて、血圧が高いかた。

88 二朮湯(にじゅつとう)

体力は少しあります。肩こりもしかりですが、肩関節や上腕部の痛みをいわれるかた。

105 通導散(つうどうさん)

体力充実してます。のぼせ・便秘傾向のかたです。大柴胡湯とちがうのはのぼせがあること、胸脇苦満はないことが多いです。

107 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

八味地黄丸に生薬を二種類くわえたものです。八味地黄丸の証に下肢の痛みが強くなると牛車腎気丸をよくつかいます。

125 桂枝茯苓丸加よく苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにんとう)

桂枝茯苓丸によく苡仁(はとむぎ)を加えたもの。桂枝茯苓丸の証に皮膚の炎症などの症状が強いかたにもちいます。

といった具合に思いつくまま、簡単に書いてみました。

でも、漢方って不思議です。

これ以外の漢方でも証が一致していたら肩こりがよくなることもあります。

ちなみに上記の漢方の多くは薬局などでも手にいれることができます。

でも、少し生薬の量がちがうので、もし医療機関に受診中のかたは主治医の先生に是非相談されてみてください。