もくじ
ブログでは、認知症に有酸素運動が有効だと記載しました。
片頭痛にはどうだと、思いますか?
片頭痛の場合は、頭痛がおこる前触れがする(予兆期)時期や頭痛のときは運動は一般的には避けたほうがよいとされております。
しかし、頭痛がおきてない体調のよいときの定期的な有酸素運動は、片頭痛の頻度と程度をやわらげる可能性があります。
Koeseoglu先生たちは、片頭痛に有酸素運動が有効であるかを発表されております。
対象
36人の片頭痛患者さん
方法
週に三回に有酸素運動を六週間つづける。
各セッションは、10分間のウオーミングアップ、20分間の有酸素運動、10分間のクールダウンです。
結果
六週間後には、片頭痛の頻度が50%、持続時間が48%、程度が33%低下したのです。
これらの結果などからも、片頭痛の発症予防には、早歩き、自転車、水泳などの有酸素運動がよいと思われます。
【参考文献】
Koeseoglu et al. 2003
ストレッチ運動も推奨されております
首の可動域の運動
上下運動、側屈運動、あごを引く運動(二重あごをつくるように)
肩をすくめる運動
両肩をあげて、ストンとおろす、両肩をあげて前にたおす、両肩をあげて後ろにたおす
そのほかにもいろいろあります。
ご自分にあった運動をみつけることが大切です。
頭痛体操をやろう
腕を振る体操(2分間おこなう)
後頸筋を伸ばす
正面を向き、頭は動かさず、両肩を大きくまわします。
頸椎(けいつい)を軸として肩を回転させ、頭と首を支えている筋肉(インナーマッスル)をリズミカルにストレッチ
します。
首のまわりの筋肉は頭(3-4kg)を支えたり、動かしたりします。
長年にわたり頭を支えている筋肉ですが、無意識に緊張が強くなり疲労がたまり、硬くなります。
これが頭痛の原因の1つとなります。
頭痛体操は頭と首を支えている筋肉(インナーマッスル)をストレッチします。
筋肉のこりや疲れをとり、頭痛を和らげましょう。
肩を回す体操(6回繰り返す)
ひじを軽く曲げ、肩を前後に回します。
前に回すときはリュックサックを背負うような感覚で、後ろに回すときは洋服を脱ぐような感覚で肩を回します。