タレット アーチ@アーチーズ国立公園です(無料ダウンロードです。私が撮影してません。1月になると広島でスーパームーンが見れるかもしれません。その時は広島の風景を是非撮影をしようと思います。)

11月のスーパームーンが見れた日、私は車を運転して帰宅してました。きれいでまぶしいスーパームーン!!無事、家に着きましたが、今回の記事に出会い、景色に見とれて運転していた自分がもしかしたらいたかと思うと気を付けないといけないと思います。

今回も、頭痛とは関連のない医学誌の話題です。

米国で夜間に発生したオートバイ死亡事故が、満月の日に多くなっているというのを検証した論文が、英国医学会誌にレーデルマイヤー博士らによって掲載されました。

死亡事故の総数1万3029件を対象に、満月の494夜に4494件(9.10件/夜)、満月でない988夜に8535件(8.64件/夜)。満月による相対リスクは1.05、条件付きオッズ比は1.26といずれも有意に高かったようです(p=0.005, p<0.001)。特に、月が地球に最接近するスーパームーンの時は死亡事故の増加が顕著になり、英国やカナダなどでも同様の報告がなされております。

論文の中で、著者らは月の景色に見とれるのが事故が多くなる原因だろうとコメントしておりました。そして、満月の夜やスーパームーンなど素晴らしい景色の時は特に運転に注意をしたり運転を控えた方がよいと記載されていました。

車の運転では携帯電話など注意が奪われることがあり禁止されていることも多くあります。交通事故につながる行為は少しでも軽減され、少しでも事故が減ることを祈ります。

【参考文献】

Redelmeier DA et al. The full moon and motorcycle related mortality: population based double control study. BMJ. 2017 Dec 11;359:j5367. doi: 10.1136/bmj.j5367.