もくじ
片頭痛の予防薬って一生飲まないといけない?
この質問は、高血圧・高脂血症・2型糖尿病の患者さんから質問される「お薬って、一生飲まないといけないのですか?」と共通しております。
高血圧・高脂血症・2型糖尿病の患者さんには、まず運動療法(うんどうりょうほう)、食事療法を指示します。そして二カ月くらい様子をみて高血圧の改善をみとめない場合はお薬を飲んでいただくことが多いです。
そこで時々患者さんに言われます。
「飲みたくないです。だって先生!飲み始めたら一生お薬を飲まないといけないのでしょ!」
医師からするとなんてことを言っているんだ。
せっかく、脳梗塞や心筋梗塞の予防ができるのにとこころの中で思います。
しかし、専門的知識がない患者さんは、お薬を飲むとそれによって高血圧や2型糖尿病や高脂血症の体になってしまうのではと心配されているようです。
これは、間違いですが、実際に睡眠薬(すいみんやく)などの一部のお薬にはお薬を飲み続けるとお薬なしでは寝眠れない、お薬を中断すると意識がなくなったり痙攣(けいれん)を起こしてしまうようなお薬もあります。
これはお薬の依存症(いぞんしょう)ですが、この状態に高血圧・高脂血症・2型糖尿病のお薬を飲むことでなることはありえません。
そして、内服をすることによりこれらの病気が悪くなることもありません。
実際に、高血圧のお薬を止めれたというデータもあります。
高血圧の程度が軽度だった人に限ってみると、降圧薬中止後、
片頭痛の場合はどうですか?片頭痛の予防薬は一生飲むの?
片頭痛の患者さんでも毎日予防薬をのんでいただいている方が多く
片頭痛の予防薬はいつまで飲まないといけないのか?
予防薬の効果をみるためには最低でも二ヶ月は毎日、
同じように、飲んでいる薬で、
一般的には、