もくじ
言葉は意思伝達の手段
ブログを書いていて、
私が苦手としている重ね言葉。
今でも重ね言葉を使用しているのではないかと。
年賀状に、お体ご自愛くださいとか、
翌年の年賀状にはお体ご自愛くださいと書いてます。
ご自愛は、身体のことをいたわるという意味だから、
ご自愛くださいでOKです!
馬から落馬する。
使っちゃいますね。
意味が伝わればいいでしょ!
ですが、
他に、二重敬語。
先生がお越しになられました、はだめ。
お越しは敬語、なられましたも敬語です。
難しい^_^
ことわざからも
なくて七癖 どのような人も、人は最低でも七つ位は癖をもっている。
ですが、
考え方としては面白いのですが、誤りです。
次は私の座右の銘でもありますことわざです。
情けは人の為ならず
情けを他人にかけること、人の為を思う行動は、巡りめぐりし、
これを、情けをかけて甘やかしていたら、その人の為にならない、
これも、考え方としては面白いのですが、誤りです。
職業がばれる
頻回 (ひんかい) これは数年年前の国語辞典には掲載されてませんでした。
今はネット上の一部の国語辞典に掲載されてます。
患者さんのトイレに行く回数を、何回か記録します。
回数が多いことを、医療者のなかでは頻繁と言わずに頻回ということがあります。
ナースコールの数も、頻回といいます。
医療者が作った造語といわれます。
減弱(げんじゃく)という言葉
力が弱るなどを、力が減弱するといったりします。
神経の検査で腱反射(けんはんしゃ)というのがありますが、反射が鈍くなっているのを減弱(げんじゃく)と表現されるかたが多くいます。
もともとは、日本語表記にはなく実験動物症状観察用語として作られた言葉のようです。
他にも、 患者さんの状態が悪く生死をさまよってる状態を危篤状態といいま すが、医療者のあいだにでは、重篤(じゅうとく)といわれるかたがいます。
重篤は日本語表記にあるのでしょうか?
少なくとも、
ギネ、ヘモ、ケモ、ステる、ネクる…さっぱり伝わりませんよね。
ギネは婦人科のこと、ヘモは痔、ケモは化学療法、
これらは、間違いというか医療者での略語です。
日本語の間違いではないのですが、
ギネは英語の婦人科を意味するギネコロジーの略、
ドイツ語読みは、
若い医師や看護師は、キョトンとしてます。
医学的な専門用語編です。
偏頭痛(へんずつう)医学用語としては片頭痛です。
緊張性頭痛(きんちょうせいずつう)
こちらも、
頭痛専門医はまず、緊張生頭痛とは呼びません。
顔面神経痛(がんめんしんけいつう)
顔面の痛みです。
顔面が痛いのは*三叉神経痛といいます。
顔面神経*は顔面の感覚よりも、運動に関連する神経なので、
ある本には、
ついつい、専門医でも、間違える言葉まで紹介します。
中枢性顔面神経麻痺!
間違いじゃないと90%の専門医が言います。
でも、誤りは誤り!
顔面神経*に中枢性も末梢性もありません。
「えー、でも教科書に中枢性顔面神経麻痺って書いてるよ~」
はい、教科書に書かれてますが、教科書が間違いです!
人は文章に書いたことって嘘じゃないと思う傾向があります。
特に教科書に書かれていたら全部ただしいのだと。。。
顔面神経は脳幹からでる、左右一対の脳神経の一つです。
脳神経に中枢性も末梢性もありません。
中枢性顔面神経麻痺の談義は、一般的ではございませんのでこのへんで、、すみません。
*脳神経は脳からでる神経で12対あります。
1 嗅(きゅう)神経、2 視神経、3 動眼神経、4 滑車神経、5 三叉神経、6外転神経、7 顔面神経、8 内耳神経、9 舌咽神経、10 迷走神経、11 副神経、12 舌下神経です!
あとがき
変な日本語を使うくせに、、、といわれそうですが。。。
できるだけ正しい日本語をこれでも使用しようと思っている私です。。。。