もくじ
何科に受診したらよいですか?
患者さんは、できるだけ早く診断、治療をしてもらいたいので一生懸命です。
時に、先生は頭のお医者さんだからお腹痛くて受診するのは失礼かな?
いえいえとんでもございません。私は内科医でもあり、漢方医でもあります。
どんな症状でも診させていただきます。
注意、以下の症状は通常は神経疾患ではありません。
1 お腹が急に痛くなり、消化器内科に行こうかな。でも当院は内科医だから受診。片頭痛随伴症候群
2 めまいがして耳鼻科に行こうかと思いました。
小脳梗塞
3 首が痛く、整形外科に行こうかと。痙性斜頸(けいせいしゃけい)
4 足が痺れて、整形外科に行こうかと。脳梗塞
5 急激な腹痛、夜間救急病院で異常ないといわれました。翌日歩きにくくなり受診。前脊髄動脈閉塞症
6 抑うつ症状で、精神科と間違えて神経内科にきました。クロイツフェルト•ヤコブ病→難病です。
逆に、以下の場合は神経の病気ではありませんでした。
注意、以下の症状は通常は神経疾患です。
1 頭が割れるくらい痛い。狭心症
2 額の痛み。 緑内障発作で眼科紹介。
3 持続する、目の奥の痛みで受診。上顎洞癌で耳鼻科に紹介。
4 持続する後頭部痛。手術適応のある頚椎症で整形外科に紹介。
5 持続する、緊張型頭痛様の頭痛。子宮癌(疑い)による鉄欠乏性貧血で婦人科に紹介。
6 群発頭痛でしたが。誘因として慢性骨髄性白血病で血液内科に紹介。
7 めまいで受診。肺癌による傍腫瘍症候群*で呼吸器内科に紹介。
で、どこの科を受診に迷えば、信頼のできるお医者さんに相談です。
適切な科を紹介することも医師にとって大切なことです。
*傍腫瘍症候群(ぼうしゅようしょうこうぐん)
MRIなど撮影しても頭の中には異常がないのに、物忘れやふらつき症状がある。
そして肺のCTをとると肺癌(主に小細胞癌)が見つかったりします。
肺癌の組織の対して我々の体が免疫をつくり、その免疫物質が、自分の脳の組織を異物として攻撃することにより症状(物忘れやふらつき)が出現します。
このような症候群を傍腫瘍症候群とよびます。
当院のモットー 医療を通じてみんなが幸せに
患者さんのための医療にはじまり
患者さんのご家族
当院へ出入りする業者さん
我々スタッフ
我々の家族
みんなが幸せになれるように働きたい