もくじ
MRIを撮るべき頭痛とは
― 頭痛外来でよくある質問 ―
いのうえ内科脳神経クリニック
脳神経内科医 井上健
はじめに
頭痛で外来を受診される患者さんから、よく次のような質問を受けます。
「MRIを撮った方がいいでしょうか?」
「脳に何か異常がないか心配です。」
頭痛はとても多い症状で、多くの場合は
などの比較的良性の頭痛です。
しかし、まれに
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脳出血
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くも膜下出血
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脳腫瘍
などの病気が隠れていることもあります。
そのため医療の現場では、MRI検査が必要な頭痛かどうかを見極めることが重要になります。
MRIを検討する頭痛の特徴
1 突然起こった激しい頭痛
突然起こる強い頭痛は注意が必要です。
特に
「今まで経験したことがない頭痛」
は検査が必要になることがあります。
2 今までと違う頭痛
片頭痛を持っている方でも
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痛み方が違う
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頻度が急に増えた
などの変化がある場合は検査を考えます。
3 神経症状を伴う頭痛
頭痛とともに
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手足のしびれ
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麻痺
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言葉が出にくい
などの症状がある場合は、脳の病気が隠れている可能性があります。
4 発熱を伴う頭痛
頭痛とともに
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発熱
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首の痛み
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強い倦怠感
などがある場合は、感染症の可能性があります。
5 徐々に悪化する頭痛
数週間から数か月かけて
だんだん強くなる頭痛
は注意が必要です。
6 朝方に強い頭痛
朝起きたときに強い頭痛があり
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吐き気
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嘔吐
を伴う場合は、頭蓋内圧の変化が関係していることがあります。
7 頭を打った後の頭痛
転倒などで頭部外傷があった場合、その後に頭痛が続くときは検査が必要になることがあります。
8 50歳以降に初めて出現した頭痛
若いころに頭痛がなかった人が、50歳以降に新しく頭痛が出てきた場合は検査を検討します。
すべての頭痛にMRIが必要なわけではありません
多くの頭痛は
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片頭痛
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緊張型頭痛
などであり、MRIで異常が見つからないことがほとんどです。
そのため、症状や診察所見をもとに、医師が必要性を判断します。
不安な場合は医療機関へ
頭痛はありふれた症状ですが、不安を感じる場合は医療機関で相談することが大切です。
診察によって
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MRIが必要かどうか
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どのような治療がよいか
を判断することができます。
最後に
頭痛の多くは命に関わるものではありませんが、まれに重大な病気が隠れていることもあります。
大切なのは
必要な場合に適切な検査を行うこと
です。
頭痛で気になる症状がある方は、遠慮なく医療機関にご相談ください。
当院でもお気軽にご相談いただければと思います。



