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	<title>介護 | 広島 頭痛・脳神経専門医のつぶやき</title>
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	<description>四方山話から有益な情報をブログします</description>
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		<title>認知症・アルツハイマー病の周辺症状BPSD対策・とくに弄便（ろうべん）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[広島頭痛脳神経専門医]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 30 Sep 2018 01:18:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[思い]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[BPSD]]></category>
		<category><![CDATA[アルツハイマー病]]></category>
		<category><![CDATA[ろうべん]]></category>
		<category><![CDATA[世界アルツハイマーデイ]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
		<category><![CDATA[弄便]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>おはようございます。 日曜日の朝です。 台風２４号のため広島市内には大雨が降っておりました。 いまは小雨となりましたが皆様に被害がないことをお祈りしております。 本日は認知症患者さんへの対応です。 もしあなたが、ご自分の [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>おはようございます。</p>
<p>日曜日の朝です。</p>
<p>台風２４号のため広島市内には大雨が降っておりました。</p>
<p>いまは小雨となりましたが皆様に被害がないことをお祈りしております。</p>
<p>本日は認知症患者さんへの対応です。</p>
<p>もしあなたが、ご自分のお父さんやお母さんを介護していれば<a href="https://inoue-i.clinic/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%99%E3%81%B0%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84%EF%BC%81%E6%96%B0%E8%A6%8F%E8%AA%8D%E7%9F%A5/" target="_blank" rel="noopener">’手紙 ～親愛なる子供たちへ～’</a>をぜひ読んでください。</p>
<p>介護の基本は愛情です！</p>
<p><a href="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/hands-918774_1920.jpg"><img data-recalc-dims="1" fetchpriority="high" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-1811" src="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/hands-918774_1920.jpg?resize=1920%2C1440" alt="" width="1920" height="1440" srcset="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/hands-918774_1920.jpg?w=1920&amp;ssl=1 1920w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/hands-918774_1920.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/hands-918774_1920.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/hands-918774_1920.jpg?resize=1024%2C768&amp;ssl=1 1024w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a></p>
<p><span style="color: #ff0000;">まずは実践的な対応のしかたについて、そして愛情の必要性について。</span></p>
<p>ある日当院にアルツハイマー病のお母さんを連れてお嫁さん二人が来院。</p>
<p>家のなかで便失禁を繰り返すのだと。</p>
<p>時には便を手でいじったり、こねたりすることも。</p>
<p>これは、弄便（ろうべん）という行為で認知症のBPSD（行動・心理症状）の一つとされています。</p>
<p>ショックですよね。</p>
<p>このようなことをご自宅でされれば。</p>
<p>これをやめさせるには。</p>
<p>認知症患者さんの立場になること。</p>
<p>つまり、なぜ弄便をするのかに注目します。</p>
<p>この原因のほとんどが毎日規則正しい時間に、きれいな便がでない。</p>
<p>ご高齢になると、便秘になったり、ガスが多くなったり消化器症状がともないます。</p>
<p>便秘になっては下剤をつかいます。</p>
<p>すると自然排便でないため、便意のない排便になります。</p>
<p>下着を汚す結果に。</p>
<p>それによる違和感のため、便をさわる結果になります。</p>
<p>手に付いた便がなにか認識できず、それをとろうとしてこね回したりします。</p>
<p>認知症患者さんにとって弄便は、まったく悪いことをしている意識はないんです。</p>
<p>だから、それを注意しても無駄！</p>
<p><a href="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg">９月２１日「世界アルツハイマーデー」でした。<img data-recalc-dims="1" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-1812" src="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?resize=1080%2C1080" alt="" width="1080" height="1080" srcset="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?w=1080&amp;ssl=1 1080w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?resize=150%2C150&amp;ssl=1 150w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?resize=300%2C300&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?resize=768%2C768&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?resize=1024%2C1024&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?resize=320%2C320&amp;ssl=1 320w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?resize=200%2C200&amp;ssl=1 200w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/09/shutterstock_713571589.jpg?resize=100%2C100&amp;ssl=1 100w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a></p>
<h3>弄便（ろうべん）に対する方法</h3>
<h4>下着やおむつなどに便がはいらいないようにする。</h4>
<p>便秘や下痢の調整です。</p>
<p>以前は便秘といえばコーラックのような刺激性下剤が主流でしたが最近は便秘治療はガイドラインもあります。</p>
<p>とても進歩してます。</p>
<p>かかりつけの先生とよく相談をして、お薬を処方していただきましょう。</p>
<p>また、便失禁したらできるだけ早く処理してあげましょう。</p>
<p>そうすればご自分で処理しようとすることはぐっと減ります。</p>
<p>排便リズムがつけばその時間帯にトイレに誘導できればベストですね。</p>
<h4>便にこだわらない</h4>
<p>音楽を聞いたり、歌をうたったり、他のひとと会話をしたり。</p>
<p>外部からの刺激が多くなるとご自分の便やおむつの状態に注意が向かなくなります。</p>
<p>多少おむつ交換が遅れても便をいじらず忘れることもあります。</p>
<h4>手指の便よごれを防ぐ</h4>
<p>認知症患者さんは便と認識しないこともあります。</p>
<p>汚いものが手指についてしまったことで、それを拭こうとして周囲を汚すことがあり。</p>
<p>周りにタオルやティッシュなどあればそれをつかいます。</p>
<p>なにもなければ、周囲の家具などにこすりつけますね。</p>
<p>先手をうって、患者さんの近くにはタオルやウェットティッシュなどを用意しておきましょう。</p>
<h4>患者さんの周りを整える</h4>
<p>便をいじったりしても周囲が簡単に汚れないように。</p>
<p>ビニールや防水シート、タオルなどで周囲を保護。</p>
<h4>肛門周囲、手指の皮膚を清潔にし乾燥させない。</h4>
<p>乾燥した皮膚についた便はなかなか取れないです。</p>
<p>あらかじめワセリンなどを肌に塗る習慣を。</p>
<p>ワセリンに含まれる脂分が便をはじき拭き取りやすくなります。</p>
<p>さらに乾燥肌によるかゆみや痛みを予防しますので便によるかゆみもおこりにくく。</p>
<h4>めがねやマスクを使う</h4>
<p>目がよくみえないと、手探りをしますね。</p>
<p>同じように、よく見えないため便を手でいじって確かめることがあり。</p>
<p>めがねをかければ、しっかり便がみえるため便いじりが避けれるし、便が目のなかにはいる危険も減らせます。</p>
<p>同じようにマスクをつければ便を口にいれることも減ります。</p>
<blockquote><p>このようなことを診察室ではアドバイスしたいのですが、時間が十分にないですね。</p>
<p>そしてさらにアドバイスしたいことは</p>
<p>便をいじられるお母さんですが、愛情をもって接してください！</p></blockquote>
<p>でも、今回の場合はその言葉は私の口からはでませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff0000;">お医者さんは診断など正しければそれをそのまま言えばよいというものではない。</span></p>
<p><span style="color: #ff0000;">診断もときには、当日に言わずに二回三回にわけて説明します。</span></p>
<p>同じように時と場合を考えて言わないといけません。</p>
<p>今回の患者さんご家族は</p>
<p>姑さんとお嫁さんの間柄</p>
<p>想像するにいままでよかったかと。。。。</p>
<p>便いじりをされる姑さんには腹立たしいという感情はあっても好きだという感情は？</p>
<p>いまのところ察せませんね。</p>
<p>だから言えませんよね。</p>
<p><span style="color: #ff0000;">愛情をもって接してあげてください。</span></p>
<p>この言葉。</p>
<p>でも、本当は他人に対しても認知症患者さんの介護をうまくおこなう秘訣は。</p>
<p>愛情をもって接することなんです。</p>
<p>特にアルツハイマー病！</p>
<p>物忘れはひどくなり、数分前に話したことや行ったことを忘れるようになっても。</p>
<p>あなたに対しての感情は鋭く保たれてるんですよ。</p>
<p>あなたはいい人、優しい人、いつもあなたのそばにいると落ち着く。</p>
<p>こんな感情はアルツハイマー病という病魔はなかなか破壊することはできない。</p>
<p>むしろ記憶が破壊されているだけ感情面が豊かになっていることすらあるんです。</p>
<h3>愛情をもって接すると認知症患者さんがBPSD（行動・心理症状）を合併しにくくなります。</h3>
<h4>心地よくおだやかな環境</h4>
<p>だれでもがそうです。</p>
<p>ご高齢になると、記憶力や行動力は落ちてきます。</p>
<p>ご自分の能力低下にたいし不安やあせりが生じます。</p>
<p>そのときに、記憶力低下・行動力低下を親しいひとから批判、冷たくされる。</p>
<p>それが繰り返されると。</p>
<p>ふさぎこんだり、暴言・攻撃的な行動をとったり、依存性が高くなったり、、、</p>
<p>認知症患者さんは、残念ながら記憶力や行動力をもとにもどすことは困難。</p>
<p>現況を自分自身が受け入れて、理解し、そのことをまわりの人が受け入れることで日々を安心して過ごせれます。</p>
<p>いままでは当たり前にできていたことが、だんだんできなくなる。</p>
<p>この喪失感と悲しみをともに理解してあげて、受け入れることです。</p>
<p>基本は、本人の思いを中心において、安心できる環境を一緒に考えてあげること。</p>
<h4>心の余裕を　寄り添うこと、ときには距離をおく。</h4>
<p>だれでもがそうです。</p>
<p>いつも一緒にいる家族には、遠慮なく、直接的なものいいをしがちです。</p>
<p>がんばってと励ましているつもりでも、聞く方からすると、避難されているように。</p>
<p>年をとったと自覚しているなかで、厳しい言葉をかけられると反発したくなります。</p>
<p>認知症患者さんには、とくに本人を否定しないこと。</p>
<p>立場を思いやり言葉をかけること。</p>
<p>歩きんさい！ではなく　一緒に歩こう！といった寄り添う言葉が大切。</p>
<p>しかし</p>
<p>認知症がないご家族にですらいつも気にかけることは無理。</p>
<p>認知症患者さんを常に気にかけることも無理。</p>
<p>ときには距離をおくことも大切。</p>
<p>デイサービスなどを利用することも大切。</p>
<h4>医師に相談</h4>
<p>お薬で対応することもできます。</p>
<p>またお薬がBPSDを悪化させていることもあります。</p>
<p>なにかあれば医師に相談することも大切です。</p>
<h3>手紙 ～親愛なる子供たちへ～</h3>
<p>【作詞】不詳【訳詞】角　智織【日本語補詞】樋口　了一【作曲】樋口　了一</p>
<p>年老いた私が　ある日　今までの私と　違っていたとしても<br />
どうかそのままの　私のことを　理解して欲しい<br />
私が服の上に　食べ物をこぼしても　靴ひもを結び忘れても<br />
あなたに色んなことを　教えたように　見守って欲しい</p>
<p>あなたと話す時　同じ話を何度も何度も　繰り返しても<br />
その結末を　どうかさえぎらずに　うなずいて欲しい<br />
あなたにせかまれて　繰り返し読んだ絵本の　あたたかな結末は<br />
いつも同じでも　私の心を　平和にしてくれた</p>
<p>悲しいことではないんだ　消えて去って行くように　見える私の心へと<br />
励ましの　まなざしを　向けてほしい</p>
<p>楽しいひと時に　私が思わず下着を濡らしてしまったり<br />
お風呂に入るのを　いやがることきには　思い出して欲しい<br />
あなたを追い回し　何度も着替えさせたり　様々な理由をつけて<br />
いやがるあなたと　お風呂に入った　懐かしい日のことを</p>
<p>悲しいことではないんだ　旅立ちの前の準備をしている私に<br />
祝福の祈りを捧げて欲しい</p>
<p>いずれ歯も弱り　飲み込むことさえ　出来なくなるかも知れない<br />
足も衰えて　立ち上がる事すら　出来なくなったなら<br />
あなたが　か弱い足で　立ち上がろうと　私に助けを求めたように<br />
よろめく私に　どうかあなたの　手を握らせて欲しい</p>
<p>私の姿を見て　悲しんだり　自分が無力だと　思わないで欲しい<br />
あなたを抱きしめる力が　ないのを知るのは　つらい事だけど<br />
私を理解して支えてくれる心だけを　持っていて欲しい</p>
<p>きっとそれだけで　それだけで　私には勇気が　わいてくるのです<br />
あなたの人生の始まりに　私がしっかりと　付き添ったように<br />
私の人生の終わりに　少しだけ付き添って欲しい</p>
<p>あなたが生まれてくれたことで　私が受けた多くの喜びと<br />
あなたに対する変らぬ愛を　持って笑顔で答えたい</p>
<p>私の子供たちへ<br />
愛する子供たちへ</p>
<h3>まとめ</h3>
<p>長生きすればするほど認知症になる確率は高くなります。</p>
<p>高齢化社会のいま、認知症は特別な病気ではありません。</p>
<p>われわれだれもがなりうる病気が認知症なんです。</p>
<blockquote><p>あなたが認知症になったらどのように対応して欲しいですか？</p>
<p>それを考えてお母さんに接してあげてください。</p></blockquote>
<p>本当は診察中に一番言いたかったことです。</p>The post <a href="https://inoue-i.clinic/1806-2/">認知症・アルツハイマー病の周辺症状BPSD対策・とくに弄便（ろうべん）</a> first appeared on <a href="https://inoue-i.clinic">広島 頭痛・脳神経専門医のつぶやき</a>.]]></content:encoded>
					
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		<title>認知症患者さんの介護ってすばらしい！新規認知症薬は残念な結果になりましたが。。娘さんの言葉に感謝！</title>
		<link>https://inoue-i.clinic/%e8%aa%8d%e7%9f%a5%e7%97%87%e6%82%a3%e8%80%85%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%ae%e4%bb%8b%e8%ad%b7%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%99%e3%81%b0%e3%82%89%e3%81%97%e3%81%84%ef%bc%81%e6%96%b0%e8%a6%8f%e8%aa%8d%e7%9f%a5/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[広島頭痛脳神経専門医]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 24 Jan 2018 22:04:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[思い]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[アルツハイマー病]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>高度のアルツハイマー病のお父さん 「お父さんは、風邪をひいて家で休ませてます。お薬だけいただきたいのですが？」 と娘さん（50歳くらい）が受診されました。 当院では、認知症の患者さんがこのような理由で受診できずに、ご家族 [&#8230;]</p>
The post <a href="https://inoue-i.clinic/%e8%aa%8d%e7%9f%a5%e7%97%87%e6%82%a3%e8%80%85%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%ae%e4%bb%8b%e8%ad%b7%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%99%e3%81%b0%e3%82%89%e3%81%97%e3%81%84%ef%bc%81%e6%96%b0%e8%a6%8f%e8%aa%8d%e7%9f%a5/">認知症患者さんの介護ってすばらしい！新規認知症薬は残念な結果になりましたが。。娘さんの言葉に感謝！</a> first appeared on <a href="https://inoue-i.clinic">広島 頭痛・脳神経専門医のつぶやき</a>.]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2></h2>
<p><a href="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/van-gogh-1693173_1920.jpg"><img data-recalc-dims="1" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-834" src="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/van-gogh-1693173_1920.jpg?resize=1579%2C1920" alt="" width="1579" height="1920" srcset="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/van-gogh-1693173_1920.jpg?w=1579&amp;ssl=1 1579w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/van-gogh-1693173_1920.jpg?resize=247%2C300&amp;ssl=1 247w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/van-gogh-1693173_1920.jpg?resize=768%2C934&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/van-gogh-1693173_1920.jpg?resize=842%2C1024&amp;ssl=1 842w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a></p>
<h2>高度のアルツハイマー病のお父さん</h2>
<p>「お父さんは、風邪をひいて家で休ませてます。お薬だけいただきたいのですが？」</p>
<p>と娘さん（50歳くらい）が受診されました。</p>
<p>当院では、認知症の患者さんがこのような理由で受診できずに、ご家族が代わりに受診されたときにはお薬のみを処方することはなく、ご家族からお話を聞いたり相談にのるようにしております。</p>
<p>「お父さんの介護は、子育てをしたときと同じことみたいです。」と、話をしてくれました。</p>
<p>この娘さんには二人のお子さんがいます。もう成人されて立派になられております。</p>
<p>「オムツを変えたり、食事をスプーンで与えたり、お風呂につれていって介助したり。。。。」</p>
<p>「私があかんぼうのときに、両親からしていただいたことを、今お父さんにありがとうと思いながらしています！」と笑っておしゃってました。</p>
<p>私の診察室では、よくある会話の一コマですが、娘さんの前向きな、ご両親に対する感謝の気持ちを聞き、少し涙ぐみました。</p>
<p>この娘さんは入院、介護施設入所も考えられていたこともあったようですが現在はお父様のケアーにやりがいを感じられているようでした。</p>
<h3>父（私の父）は81歳で、天寿（てんじゅ）を全うしました。</h3>
<p>胃癌によって最期の一カ月弱のみ寝たきり状態になりましたので（最期の二カ月までなんと診察をしてました）、私は介護と在宅医と勤務医と開業医の二足以上のわらじを履いて生活してました。</p>
<p>在宅医は私が継承する7月1日から在宅専門医にゆだねました。</p>
<p>父の介護はたったの一カ月間でした。</p>
<p>父が亡くなる一カ月位前のとき、偶然みつけた、井上内科胃腸科医院の処置室の引き出しの奥に入っていた次の詩を読んで涙しました。</p>
<p>（父は昭和45年にこの舟入の地で開業された医師でした。私は父は名医だったと思っております。）</p>
<p>父は、この詩が好きだったようで仕事場にもちこんでスタッフにも話をしてたと後から耳にしました。</p>
<p>スタッフの教育に利用したというより、この詩が本当に好きだったようです。</p>
<p>その根拠は？ありませんが、私が知っている父らしいところです。</p>
<p><a href="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-24-08.23.24.jpg"><img data-recalc-dims="1" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-835" src="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-24-08.23.24.jpg?resize=3629%2C2722" alt="" width="3629" height="2722" srcset="https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-24-08.23.24.jpg?w=2560&amp;ssl=1 2560w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-24-08.23.24.jpg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-24-08.23.24.jpg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/inoue-i.clinic/wp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-24-08.23.24.jpg?resize=1024%2C768&amp;ssl=1 1024w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a></p>
<p><span style="font-family: 'ＭＳ ゴシック'; font-size: x-large;">手紙 ～親愛なる子供たちへ～</span></p>
<p>【作詞】不詳【訳詞】角　智織【日本語補詞】樋口　了一【作曲】樋口　了一</p>
<p>年老いた私が　ある日　今までの私と　違っていたとしても<br />
どうかそのままの　私のことを　理解して欲しい<br />
私が服の上に　食べ物をこぼしても　靴ひもを結び忘れても<br />
あなたに色んなことを　教えたように　見守って欲しい</p>
<p>あなたと話す時　同じ話を何度も何度も　繰り返しても<br />
その結末を　どうかさえぎらずに　うなずいて欲しい<br />
あなたにせかまれて　繰り返し読んだ絵本の　あたたかな結末は<br />
いつも同じでも　私の心を　平和にしてくれた</p>
<p>悲しいことではないんだ　消えて去って行くように　見える私の心へと<br />
励ましの　まなざしを　向けてほしい</p>
<p>楽しいひと時に　私が思わず下着を濡らしてしまったり<br />
お風呂に入るのを　いやがることきには　思い出して欲しい<br />
あなたを追い回し　何度も着替えさせたり　様々な理由をつけて<br />
いやがるあなたと　お風呂に入った　懐かしい日のことを</p>
<p>悲しいことではないんだ　旅立ちの前の準備をしている私に<br />
祝福の祈りを捧げて欲しい</p>
<p>いずれ歯も弱り　飲み込むことさえ　出来なくなるかも知れない<br />
足も衰えて　立ち上がる事すら　出来なくなったなら<br />
あなたが　か弱い足で　立ち上がろうと　私に助けを求めたように<br />
よろめく私に　どうかあなたの　手を握らせて欲しい</p>
<p>私の姿を見て　悲しんだり　自分が無力だと　思わないで欲しい<br />
あなたを抱きしめる力が　ないのを知るのは　つらい事だけど<br />
私を理解して支えてくれる心だけを　持っていて欲しい</p>
<p>きっとそれだけで　それだけで　私には勇気が　わいてくるのです<br />
あなたの人生の始まりに　私がしっかりと　付き添ったように<br />
私の人生の終わりに　少しだけ付き添って欲しい</p>
<p>あなたが生まれてくれたことで　私が受けた多くの喜びと<br />
あなたに対する変らぬ愛を　持って笑顔で答えたい</p>
<p>私の子供たちへ<br />
愛する子供たちへ</p>
<p><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/55EjDYHlMHc" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></p>
<h3>増えている認知症</h3>
<p>アルツハイマー病は、高齢者での有病率が上昇し、<wbr />治療費も増加しています。</p>
<p>現行の治療薬もさることながら、<wbr />新たな治療薬が期待されております。</p>
<p>現行のアルツハイマー病のお薬</p>
<p>ドネペジル、リバスチグミン（同イクセロン、リバスタッチ）<wbr />またはガランタミン（同レミニール）<wbr />とう脳内のアセチルコリンという、<wbr />記憶に関する神経伝達物質を増やすお薬と、<wbr />塩酸メマンチンという、<wbr />神経毒性をもつといわれるグルタミン受容体に関連した現在アルツ<wbr />ハイマー病の治療薬として認可されております。</p>
<p>軽～中等度アルツハイマー病に新薬idalopirdineは無<wbr />効／JAMA</p>
<p>新たな治療薬として期待されておりましたが、idalopird<wbr />ineというお薬は残念ながら効果がないことが先日JAMAとい<wbr />う有名な論文に発表されました。</p>
<p>idalopirdineという選択的セロトニン5-HT6受容<wbr />体拮抗薬は？</p>
<p>脳内のセロトニンが減ると片頭痛発作がふえたり、<wbr />抑うつ状態になったり、認知機能にも関連があるといわれてます。</p>
<p>セロトニンという神経伝達物質で受容体という受け皿を刺激して作<wbr />用します。</p>
<p>セロトニンの受容体は現在11個ほどわかっておりますが、<wbr />その一つの5HT6受容体をブロックするのがidalopird<wbr />ineです。</p>
<p><wbr />セロトニンを介したアルツハイマー病のお薬は現在開発されていま<wbr />せん。</p>
<p>【参考文献】Atri A, Frölich L, Ballard C, Tariot PN, Molinuevo JL, Boneva N, Windfeld K, Raket LL, Cummings JL. Effect of Idalopirdine as Adjunct to Cholinesterase Inhibitors on Change in Cognition in Patients With Alzheimer Disease: Three Randomized Clinical Trials. <span class="jrnl" title="JAMA">JAMA</span>. 2018;319:130-142.</p>
<h3>認知症の症状</h3>
<p>物忘れなどの中核症状と、幻覚や不安、抑うつ状態、妄想などといった周辺症状があります。</p>
<p>今回の、セロトニン受容体拮抗薬は周辺症状には効果はどうなのかまだ期待は残ってます。</p>
<p>周辺症状をおこさないためには薬物療法のみでなく介護の力にもかなり関係してくると思います。</p>
<blockquote><p>「想像を絶する大変な介護を続けているあなたには頭があがりません。あなたは本当に親孝行をされております。」</p></blockquote>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>The post <a href="https://inoue-i.clinic/%e8%aa%8d%e7%9f%a5%e7%97%87%e6%82%a3%e8%80%85%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%ae%e4%bb%8b%e8%ad%b7%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%99%e3%81%b0%e3%82%89%e3%81%97%e3%81%84%ef%bc%81%e6%96%b0%e8%a6%8f%e8%aa%8d%e7%9f%a5/">認知症患者さんの介護ってすばらしい！新規認知症薬は残念な結果になりましたが。。娘さんの言葉に感謝！</a> first appeared on <a href="https://inoue-i.clinic">広島 頭痛・脳神経専門医のつぶやき</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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