この度の西日本豪雨により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

本日は、千田町夜間急病センターでのお話。

私どもは、広島市内で内科開業医をしております。

年に二回くらいの割合で、千田町夜間急病センターで診療援助を行っております。

先日、千田町夜間急病センターで診療援助に行ってきました。

急病センターの目的は、急性期の病気の早期発見と早期治療です。

午後7時半から午後10時半までが受付時間です。

つまり開業医さんが診療を終えている時間です。

風邪症状、頭痛、めまい、腹痛などの患者さんで日中に受診できなかった、あるいは夜になって症状が出てきた患者さんが対象になります。

総合病院の救急外来と大きく異なるのは、待ち時間が短いことです。

総合病院の救急外来では、当直医がくも膜下出血などの緊急手術を担当することもあります。

そうなると、風邪のような生命の危険の可能性がないと一見してわかるような患者さんの診察はあとに回されることがあります。

三時間も四時間も待って診察は3分間ということにもなりかねません。

ですので重症ではなさそうな患者さんは総合病院の救急外来に受診せずに夜間急病センターに受診されるのが得策と思われます。

もちろん、総合病院に最初にいくべきひとはいます。

でも患者さんにはこの判断が難しいことがあります。

そのようなときはまず急病センターにお電話で問い合わせるのもよいようです。

(総合病院にお電話をして急病センターを紹介される場合もあるようです。)

急病センターの基本方針です。

・内科(15歳以上)と眼科の急病患者を診療します。

・原則として応急処置のみを行います。

・救急車では当センターには受診できません。

・検査や入院が必要なかたには入院が可能な病院を紹介いたします。

・薬の処方は原則一日分しかお出しできません。

・翌日以降の昼間にかかりつけ医の診察を受けてください。

詳細は千田町急病センターのホームページをご参照いただければ助かります。

では、どのような患者さんをみているかについて書いてみます。

以下、先日実際診察した患者さんたちです。

カツオのタタキを食べて蕁麻疹

女性

以前カツオのタタキを食べて蕁麻疹

近医でアレルギー検査をされ検査は陰性だったとのこと。

食べても大丈夫そうと言われた。

そして夕食のときに食べて蕁麻疹発症

→食事アレルギーは検査にひっかからないことあり。

そもそも検査されていたのはカツオ以外のお魚。

ヒスタミンアレルギーといって、食事アレルギーとは異なる機序でおこるアレルギーもあること。

このようなことを説明し、抗ヒスタミン薬と塗り薬を処方。カツオは避けるように指導しました。

熱中症

多かったです。

ただ暑くなると吐き気を伴う拍動性頭痛のかたが来られました。過去にも何度も経験あり、冬場でも起こるとのこと。熱中症ではなく暑さで誘発された片頭痛が考えられました。

熱中症も片頭痛も頭痛の前に、あくび、倦怠感をともないめまい感を伴います。

熱中症でも、詳細な問診が必要になることがあります。

右背部痛

30代の男性です。

尿管結石の既往がありました。

結構な痛みです。

尿検査で潜血尿があり、右腎臓より少し下部の背中を軽く叩くと疼痛がはしります。

尿管結石疑いで、鎮痛剤を投薬後に某総合病院に紹介。

腹部CTで診断が確定されました。

他には

咽頭部痛の溶連菌感染症
急性胃腸炎
感冒

などの患者さんが受診されました。

まとめ

夜間急病センターについて書いてみました。

実際、診察した患者さんの病気について書いてみました。

重症ではない、明日まで待とうかなど悩まれるかたは是非、夜間急病センターを利用されるのがよいようです。